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自閉症の息子がおります。二十二歳です。彼の誕生を期に何故か短歌を作り始めました。四十一歳でした。日々の気持ちを短歌に載せてゆきたいと思います。

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    8月16日(土)
     
    昭和萬葉集(巻五)(170)(昭和十五年~十六年の作品
     
    講談社発行(昭和55年)
     
    Ⅲ(11)
     
    はてなき戦線(11)
     
    歩哨・動哨(3)
     
    坂本其水
     
    山頂の歩哨に立つと登りきて屍臭(ししう)しるきを僚(とも)も言ひ出づ
     
    石川信夫
     
    哨楼の夜風は寒しわが友ら妹をかなしと言ひて寝(ぬ)るらむ
     
    望楼に暗(やみ)を見張つて原隊の酒保(しゆほ)の大福をおもへりあはれ
     
    夕月夜を分哨にわれらいそぎけり石橋の彫りも見て渡りつつ
     
    朝の野を分哨ゆかへり来(きた)るときつき来る野犬の頭に霜あり
     
    村上寅次
     
    歩哨交替終ればふかき草ふみて夜霧に冷えし体をはこぶ
     
    渡辺寛重
     
    赤黒く雲に映(うつ)れる砲火をば遠くに見つつ動哨をしぬ
     
    (つづく)
     

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    8月16日()
     
    原 昇遺歌集
     
    「人生行路」(新星書房)(46)
     
    発行者:後藤瑞義
     
     平成元年~六年(21)
                                                                                                                                                 
      紀伊路
    杳き世の愛憎洗ひし牟婁(むろ)の湯は今にふつふつ煙あげをり
     
    まこと歌のこし有馬皇子とはに生くとし思ふ牟婁の湯ぶねに
     
    有馬皇子引かれゆきけむ岩代の里べは名だたる梅の収穫(とりい)れ季
     
    恃まれし彼岸にこたへ得ざりける悲しみを鳴る岩代の松
     
    丈ひくう藤白坂にひそまれるみ墓の有馬皇子撫でもふす
     
    有馬皇子のみ墓にささげ青き実をさはに結ぶかつらつら椿
     
    つひにまた皇子踏まざりし小栗路は藤白坂より啾啾と展ぶ
     
    松の枝結び木の葉に飯もりて旅せよと咲く熊野の浜木綿
     
     (つづく)
     

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    8月16日(土)
    日本の詩歌29短歌集(45)
     
    中公文庫:1976年11月10日
     
    尾上柴舟(5)
       
    生命(いのち)あるものの如(ごと)くに秋の山くろぐろたちし道を忘れず
     
    藤(ふじ)の花おぼつかなくも匂(にほ)ふ日をわびしや頭(かしら)いた
     
    みそめぬる
     
    人と合ひ人とたがはぬはかりごとはかりごととも思はずなりぬ
     
    いきいきと垣の木の芽がひかるゆゑ初夏の日を見に出でにけり
     
    むし暑く閉ぢたる部屋の瓦斯(ガス)の灯(ひ)に検温器見る夏の夕ぐれ
     
    妻の病みすこしよろしくなるままに庭の木草に水やりにけり
     
    (以上『白き路』より)
     

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    8月16日(土)
     
    短歌表現辞典(天地・季節編)(10)
     
    1998年2月10日発行:飯塚書店
     
    八月・季節(10)
     
    ばんか(晩夏)(3)
     
    夏深し、夏逝く季節である。暑さがつづくなかにも風光には夏の末が感じられるよう
     
    になる。晩夏(おそなつ)。夏の末。
     
    晩夏(おそなつ)の雑踏のなかにまぎれゆきいまさら言はばわが傷つかむ  小野
     
    興二郎
     
    熟れすぎの石榴 こみあぐる叫びの発作かくて晩夏朝焼  水城春房
     
    方形より球形さびしフラスコの中に晩夏の照りかげる頃  永田和宏
     
    死ぬことを思わず人も樹も立てりさびし立つこと影濃き晩夏 永田和宏
     
    組み立てていく物語一つ 水底に沈めた想い一つ晩夏は  永井陽子
     
    そは晩夏新古今集の開かれゐてさかしまに恋ひそめにけり 紀野 恵
     
     (つづく)
     

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    平成26年8月16日(土)

    よみうり文芸(静岡版) 松平盟子選 秀逸に入選する
     
    くちなしのあまく匂える裏庭へ口きけぬ子がわれを誘う         後藤瑞義
     
    (評)口をきけないから「くちなし」と語呂合わせすると歌意を損ねる、濃厚な香りの花
     
    が裏庭にありその秘密めいた事実を共有するところに陰影があるのです。
     
     
    追伸:同日に妻も入選しておりました。
     
    午後からは透析あれば畑仕事ここらでやめんかシャワーをあびる  後藤早苗

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    後藤人徳の短歌(96)
         
         8月17日()
    平成12年の歌のまとめ(2)
    駅伝
     舗装路に引かれし犬は横たわる四本の足を美(は)しく揃へて  
    山迫る里の冬空暗くして職なきわれに星は瞬く
    玉葱の苗も根づきてくれたるか寒の雨降る夜半(よわ)目覚めいる
    寝そびれて寝返りをうつわが傍(かたえ)の妻よそのまま熟睡をせよ  
    かんかんとカラス鳴く声響くなり峡の冬里明けなむとして
     

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    「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より
     
    原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。
     
    8月17日(日)
     
    「小なる救い主」
     
    キリストは私たちの罪を負い給いました。ですから、キリスト信者はキリス
     
    トとともに世の中の罪の幾分かを負わなければならないでしょう。キリスト
     
    の道を説くだけがキリスト信者の本分ではありません、キリストが経験され
     
    たように世の人に苦しめられ、それによって世の中の罪の幾分かを贖うので
     
    す。小なる救い主となるためには、自分が救われるだけではなく、キリスト
     
    とともに世の罪を負わなければならないのです。贖罪はキリスト信者の本分
     
    です。キリストとともに苦しめられて小さな救い主となるのです
     
     

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    8月17日(日)
     
    昭和萬葉集(巻五)(175)(昭和十五年~十六年の作品
     
    講談社発行(昭和55年)
     
    Ⅲ(12)
     
    はてなき戦線(12)
     
    眠る(1)
     
    今村良夫
     
    銃抱きてしばしまどろむ城門の廟(べう)の仏像(ほとけ)の首のなき前
     
    甘利英男
     
    時既に真夜(まよ)を過ぎたり支那(しな)の家に敵逆襲を意識してねむる
     
    新迫重義
     
    支那家の土間に敷きたる高梁(コーリヤン)の茎の固きが背に痛きかも
     
    乾 常美
     
    泥のごと草に眠りて暁近し戎衣(じゆうい)しとどに濡れてぞ目覚(めざ)
     
     
    池本利美
     
    おびただしき毛布を磧(かはら)にひろげ乾(ほ)し裸の兵ら橋下に眠る
     
    上野与吉
     
    山西省(さんせいしやう)にいらむとしつつ滹沱(こだ)川のとどろなる瀬
     
    に一夜ねむりき
     
    鈴木英夫
     
    ひと日航(ゆ)きてなほ航きはてぬ湖に夕さりくればわづかに眠る
     
    (つづく)
     

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    8月17日(日)
    原 昇遺歌集
     
    「人生行路」(新星書房)(47)
     
    発行者:後藤瑞義
     
     平成元年~六年
     
    あしあと
          
    長命も芸のうちぞと師は言ひし無芸のはての八十五歳
    長ひでりの悩み流して細雨ふる百姓に真実敬老の日
    みせびらかしの歌は詠まじと想へばか鍬先にぐる大百足撃つ
    読経をへ出でたる庭に虫の音のわきたり彼岸に入れる今宵を
    もろもろのもやもや一気に気化させて烈火のごとし鵙の初啼き
    (つづく)
                 

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    8月17日(日)
    日本の詩歌29(46)
     
    中公文庫:1976年11月10日発行
     
    短歌集(46)
     
       尾上柴舟(6)
       
    おほぞらのいろもふかさもかはらねばまたわがなみだおつるなりけり
     
    桶(をけ)すゑてやどの女の米洗ふ川原(かはら)の石の夕ぐもりかな
     
    かくしつゝ世界は亡びゆくものか煤煙(ばいえん)の下に地は悲しめり
     
    病(や)みぬれば大天地(おほあめつち)に一人(ひとり)なる妻よと思ふいよいよ思
     
     
    いさゝかの医療器械をさがしゆく貧しき町の春の暁
     
    嘆き来る心のごとく山の岩かなしき雨にぬれそめにけり
     
    (つづく)

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    短歌表現辞典(天地・季節編)(11)
     
    1998年2月10日発行:飯塚書店
     
    八月・季節(11)
     
    なつゆく(夏行く・夏逝く)(1)
     
    夏も終わりに近づくと、朝夕の冷気にほっとする思いと同時に、去りゆく夏への名残
     
    がただよう。夏終る。夏過ぐ。夏果つ。夏越ゆ。夏惜しむ。
     
    香川進の歌は一九四五年敗戦時の作。蒔田さくら子の歌の「一夏(いちげ)
     
    の果て」は、ひと夏の終り。
     
    花もてる夏樹の上をああ「時」がじいんじいんと過ぎてゆくなり  香川 
     
     
    病葉(わくらば)の散りつつ夏の終る気配今日日ねもすの曇りは低く 荒井
     
     孝
     
    (つづく)
     
     

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    後藤人徳の短歌(97)
     
    8月18日(月)
     平成12年の歌のまとめ(3)
    駅伝(2)
     舗装路に引かれし犬は横たわる四本の足を美(は)しく揃へて  
    山迫る里の冬空暗くして職なきわれに星は瞬く
    玉葱の苗も根づきてくれたるか寒の雨降る夜半(よわ)目覚めいる
    寝そびれて寝返りをうつわが傍(かたえ)妻はそのまま熟睡をせよ  
    かんかんとカラス鳴く声響くなり峡の冬里明けなむとして
     
     

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    「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より
    http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm
     
    原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。
     
    8月18日(月)
     
    「一人となりて立つの覚悟」
     
    われらはキリストの僕(しもべ)となって、ただ一人で世に立つ決心をしな
     
    ければなりません。世の中の人は神を棄て、神の僕(しもべ)を棄ててきま
     
    したし、今後も棄てるでしょう。ですから、わたしたちもキリストのように
     
    一人十字架に上る決心がなくてはなりません。友人や親戚や弟子に棄てら
     
    れ、ひとり「エリ、エリ、ラマ、サバクタニ」(「神よ、神よ、なぜわたし
     
    を見捨て給いしか」)と叫びながら息絶える決心がなくてはならないので
     
    す。(マタイ伝二七章)
     

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    8月18日(月)
     
    昭和萬葉集(巻五)(172)(昭和十五年~十六年の作品)
     
    講談社行(昭和55年)
     
    Ⅲ(13)                          
     
    はてなき戦線(13)
     
    渡河戦
     
    市村文雄
     
     
    渡河戦(とかせん)の待機下またも冷凍魚受領輸送の命令を受く
     
    竹村 豊
     
    背嚢(はいなう)のなかのしなじなかたづくる友等も吾も言葉すくなし
     
    森下 泉
     
    水に潜(もぐ)り柱を支ふるわが兵に上れと命じぬ架橋終りたり
     
    千葉兵蔵
     
    白じらと狭霧(さぎり)くづるるあはひより弾丸(たま)ふりそそぐ渡河点
     
    が見ゆ
     
    清和 駿
     
    明け方の寒きに敵前渡河せしがしましの待機に靴が凍りき
     
    永田世今人
     
    クリークの渡河多ければ此頃は代用軍靴三月ともたず
     
    (つづく)
     

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    8月18日(月)
    原 昇遺歌集
     
    「人生行路」(新星書房)(48)
     
    発行者:後藤瑞義
     
    平成元年~六年 
        
    秩父路
     
    娘らと来て吾息の家にせる団居さきたまの秋の夜ながし
     
    奥秩父ふかき渓間にとぎれとぎれ家を守りて人ら暮せる
     
    秋日てる秩父山なみまなかひに三峰の山に息子と今杯なむ
     
    秋の夜を秩父の社のへに寝ねて吾娘らと夢みむその夜祭を
     
    街なかの秩父札所は扉とぢ秋の日ざしを遊ばせてをり
     
     
    (つづき)
     

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    8月18日(月)
    日本の詩歌29短歌集(47)
     
    中公文庫:1976年11月10日発行
     
    尾上柴舟(7)
     
    昼深し山のくづれの一筋の強く流れて谷はさびしき
     
    今日もまた云(い)はであれよと思ふこと妻の云ひいでて悲しき日かな
     
    (以上『空の色』より)
     
    病むことのすこし嬉(う)れしと思ひつる二日(ふつか)はとくに過ぎにしものを
     
    日ひらけば朝の光ぞさやかなるかかる日もまた寝ねばならぬか
     
    今日もまたかくて果てぬと夕しぐれの部屋(へや)の小窓を閉(さ)せば歎かる
     
    思ひつるままにいひなばうなづきて聞きまさむ日もあるべかりしを
     
     
    (つづく)

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    8月18日(月)
     
    短歌表現辞典(天地・季節編)(12)
     
    1998年2月10日発行:飯塚書店
     
    八月・季節(12)
     
    なつゆく(夏行く・夏逝く)(2)
     
    夏も終わりに近づくと、朝夕の冷気にほっとする思いと同時に、去りゆく夏への名残
     
    がただよう。夏終る。夏過ぐ。夏果つ。夏越ゆ。夏惜しむ。
     
    夏果つる寥(さび)しさに満つ北の磯に絶えず崩るる波の光も        田谷 鋭
     
    甲斐なくて終らん夏か電柱のみじかき影をひろひてあゆむ          荒井 孝
     
     
    名残とぞ一夏の果てにまとふ紗の紺の文目(あやめ)は翳にも似たる  蒔田さくら
     
     
    刃なき狐の剃刀緋に咲けば恣意もほそりて夏逝かむとす          内田紀満
     
    夏は逝く わが家はこのう月光にきょう霧雨につつまれて暮れ       三枝之
     
    キャップなきサンオイル砂に埋ずもれて夏の終わりはいつもバラード   田中章義
     
    (つづく) 

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    後藤人徳の短歌(108)
      
    8月19日(火)
     
    平成12年の歌のまとめ
    柔ちゃん
    舗装路にパンが潰され散らばるを雀が降りて啄ばみている
    遊園地妻子をひとり待ちている石に座りて缶ビール飲み
    我入道行きとうバスの止まりおり見知らぬ土地を歩きつついて
    水面(みなも)より飛び跳ね体光らせる群れ泳ぎいる中の一匹
    炎天に郵便配る若者の汗に濡れたる髪が輝く
    百歳を超えてまだまだ若造と自らを言う小倉遊亀さん
    シドニーはいま春と言ふ八年を待ち柔ちゃん金メダル得る
     

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    8月19日(火)
     
    「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より
    http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm
     
    原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。
     
    「われと福音」
     
    われはわれなり、福音は福音なり。われ卑しきがゆえに福音卑しからず、福音貴き
     
    がゆえにわれは貴からず。神はときには貴き宝を卑しき器に託し給う。わらはただ
     
    他人を教えて自ら棄(す)てられざらんことを努むべきなり。(コリント前書九章二十
     
    七節。)

     
     

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    8月19日(火)

     
    昭和萬葉集(巻五)(177)(昭和十五年~十六年の作品)
     
    講談社行(昭和55年)
     
    Ⅲ(14)                          
     
    はてなき戦線(14)
     
    出撃
     
    永沼与助
     
    夜半(よは)すぎて敵潜入の情報あり担架(たんか)用救急用具の準備を命
     
     
    川野秀雄
     
    二千余の敵迫ると云ふを聞きにつつ暮の明りに髭そりてをり
     
    小川博三
     
    あかときの月てる庭に小川隊五十五人がいま整列す
     
    椿 宏道
     
    飯盒(はんがふ)に酒くみ交し遙かなる祖国をろがみ先遣(せんけん)隊出
     
     
    岩田 清
     
    戦車群出動すらし夏の夜の嵐に乗りて跫音(あおと)しきりなり
     
    中山隆祐
     
    馬糧分配(ばりやうぶんぱい)を了(を)へし広場に岩塩の結晶がこぼれ輝
     
    きをりぬ
     
    (つづく)
     

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